前回の記事⬇︎のつづき・・・
/
インストラクター養成講座に通い、「こころ」というものへの興味は強くなる。
今まで何年も封印してきた「自分」の「こころ」
本来の自分を見失い鬱のような状態だったけど、それでも遠く遠くの方に感じる光を掴みたかったのかもしれない。
ここから自分の心の扉の鍵を開けることになる。
インストラクターとなり、名前を決めブログを書くことが必須だったけど、それが最初はとても怖くて。名前や顔を出すこと、自分の気持ちを乗せた記事を書くことなんて「無理!」としか思えなかったけど。
やるしかないんだ・・・
何度も迷いながらも流れにどうにか乗った。
とはいえ、なんとな〜くゆる〜く、たまに書きたいことを書いているだけのブログで、何かになりたい!なんて気持ちは無く時は過ぎてたけど、「川口東子」を創るきっかけになってくれたのがこの協会の存在だった。
協会の講座や講習を受けると、子育てのノウハウだけでなく「自分」を知る機会が増えていく。
それまで『THE・母親』ってのをやってたクチの私は、自分なんてものをズーーっとどこかに置いてきてしまってたから、自分に気づくことさえなく日々過ごしていた。
が・・・
そんな当時の私が・・・
「自分」のことをどんどん思い出し始めて。
え・・・?
あれ・・・?
私って・・・・・?
タイムマシンに乗ってずっと前の昔の私を思い出させてくれるような、そんな感覚をも味わい始め「私ってこんな子だったよな〜」その瞬間懐かしさや嬉しさでいっぱいになった。
母親としてではない、ひとりの女性、ひとりの人間としての私を許せた瞬間でもあった。
そんなふうに「心」「自分」の大切さを知り始めた私は、コーチングを更に学ぶスクールに通い始める。
節約ばかり、自分にはお金をかけない、かけれない思考が染み付いてたけど、自分にお金を使うことに少し抵抗が無くなり、何年も暗闇、カゴの中にいた私は扉を開け外へと飛び出して行く。
まだまだ本来の自分ではなかったし、おどおどしながらスクールに通い出したのだが、そこでもまた新たな出会いが待っていた。
ママのためのコーチングスクールということで、そこにも悩みながらも自己研鑽したい人が集まっているから、どこか共通する部分があって安心感を感じたし、いっぱいの刺激をいただいた。
講座で自分をどんどん深ぼっていくと、私の中から夢が出るようになって行った。
いつか、人の相談を聞ける人になってありがとうって言われたい!
自分の経験をもう隠すのではなく活かしたい!
共感し合える仲間を作りたい!
いつか、人前で喋りたい!座談会? ・・・いや、トークショーだ!
そんな笑っちゃうような願望や夢まで出てきた。
そしてその瞬間、ハッと思い出す。
昔から人前に出ることや目立つことが大好きな自分、
人と、仲間と時を忘れ騒ぐことが大好きな自分、
勉強嫌いなのに倫理と国語の授業だけは大好きだった自分、
若い頃からよく友達に相談を持ちかけられてた自分、
そんな過去の記憶と一致してびっくりした。
この合致が起きた瞬間、
「私もいつかプロコーチになって、自分のやりたい世界を創りたい!そしてステージに立ちたい!」
漠然とはしてたけど夢を妄想しただけでもワクワクした。
・
・
・
子どもは中学生になり、態度や成績のことでよく学校から連絡が来ていた。
面談では大きなため息をつかれるほどで「このままじゃマズイです。」そう言われどんどん不安になり、先生から警告受けるたびに焦り、子どもを叱る。
今まで学んできたことが全て吹っ飛び、また指示命令、どうにかこの子を変えないと!という気持ちが膨らんでいった。
すると子どもはどんどん反抗しだし、睨みつけうざがって。学校から帰ると一言も口を聞かず部屋に篭り、そのうち夕飯も「いらない」と言い食べなくなっていった。
そんなある日、人とのトラブルがあったとのことで学校から連絡があり、呼び出された。
慌てて行くと、私たち親子は4〜5名の先生に囲まれた。
すごく怖かった。
子どもも泣きそうな顔で小さく背中を丸めていた。
話を聞くと、正直互いに悪いと思ったけど。こちらが全て悪いと言う形になり、反省文提出、2週間の個別指導と反省日記に心は疑問だらけだったけど。
威圧感や「停学」と言う言葉に負け、学校の指示に従ってしまう私がいた。
目の前にいる我が子を、守ることができなかった。
そして、今まで散々学んできてるのに・・・自分の子育てはこんなにもひどくなってしまって、私がいけないのか・・・私がどうしようもない母親なのか・・・こんなに頑張ってきているのに・・・
わけがわからなくなった。
何が良くて何が悪いのかも。
すごく苦しかった。
「ママは味方になってくれない!」と言ってたわが子が
「ママは味方。大好き。ありがとう。」と言うようになったのに。
私はまた、この子の味方になれなくなってたんだ・・・
中学のルールに従い守れるようにすることばかりに囚われる、そんな自分にがっかりしたし。
正直なことを言うと、
どうしてこんなにも手がかかるんだろうか・・・とどこかため息をついている私がいた。
つづく・・・
コメント