経緯2〜変わらなきゃいけないのは子じゃなくてこの私?!

私のこと

前回のこの記事⬇︎のつづき・・・

どうせ私なんて・・・

どうせ私が我慢すればいいんでしょ・・・

どうせ今の私は何もない・・・

そんな風に自分を扱うようになっていたことに気づく。

だから子どものことも比例して「どうせまたこの子がわがまま言ったんでしょ?」にいつもなっていて。

そしてそれは呪文のように子どもに伝わり、子ども自身も「どうせ」を持つようになった。

そんな当時の私は

「この子をもっと変えなければ!!」

「ちゃんといい子にさせなきゃ!」

そうやってずっと躍起になっていたけど、ある時、そんな自分の気持ちに疑問を持ち始める。

変わらなきゃならないのは、子どもじゃなくてこの私なんじゃ?

・・・そんな思いが心をよぎる。

その瞬間ハッとなり胸がどきりとした。

即座にインターネットで子育ての本を検索し、どれがいいのかさっぱり分からない中、最初に手に取ったのが、アドラーの子育てに関する本だった。

その後も数冊の本を読み始めると同時に、ずっと手離れてたインターネットに触れ子育てのブログを見たりもした。

人生とは不思議なもので・・・

自分のそこに気づき意識がむき始めると、それに関わるものを目にするようになる。

今まで何年も何年も使ってる最寄駅にある大きな看板に「親が変れば子が変わる」と書かれている、それが視界に入ってきて衝撃をくらった。

そうだ、この言葉通りだ・・・・・子どもを変えるんじゃない、この私、親の私が変わればいいだけなんだ!こんな大切なことが書かれた大きな看板を、私は何年も見過ごしてたなんて!

問題行動(と思い込んでる)を起こす子どもが問題

と思ってたけど、問題があるのも問題行動をしているのも、この私だ

そこにようやく気づき、やっとスタート地点に立ったのがこの時だった。

初めて手にしたアドラーや、他の数冊の本に書かれてたことは、私が今までしてきたこと全てが間違えだったと教えてくれた。

最初見た時はすごくすごく傷ついた

自分が責められてるように感じたからだ。

あなたのやってることは間違えです!これじゃマズイよ!ヤバいよ!!

そう言われてるような気がして身震いした。

そんな最中。学校からまた電話があり、子どもと学校へ向かう。

今までは話もろくに聞かず子どもを叱って、責めて、先生にひたすら謝っていたけど、そのいつものスタンスをやめてみようと決める。

学校で先生と話す子どもの言葉に口を挟まず聞き続けた。いつもの癖が出て、途中で口を挟みたくなったけどひたすら耐えた。耐えてたら、私って本当に口うるさかったんだな・・・ってことを自分で感じた。

そしてじっくり子どもの話、言い分を聞いていたら、うちの子だけが悪いんじゃないや・・・・・と気がつく。いつも話半分で、いつもうちの子が悪い!そう決めつけてたのは私だったんだ・・・そう知った瞬間、またしても後悔の嵐が私を襲う。

学校を出てからの帰り道。

いつもならお説教が始まるわけだけど、私は決心をする。

今日から私は変わろう!すぐにか変われないかもしれないけど、とにかく頑張る!!と。

「今まで、ごめんね。」

子どもに生まれて初めて謝った。

鬼ババのようにキツくなってた私が初めてわが子にごめんねを言うのは、とても勇気がいった。

え?!?今なんて言った?って表情をして驚く子ども。

「いつもあなたの話もろくに聞かず注意してばかり。ママに味方になってもらえず辛い思いさせてたよね。嫌いになって当然だよね。」と言うと

「急にどうしたの?」と、私の豹変ぶりにただただ驚いている。

「今まで酷いことしてたなってやっと気づいたから、これから変わっていけるように頑張ろうと決めたの。もし癖でまたやっちゃってる時は教えてくれる?」そういうと

「うん、わかった。でもママのこと全然嫌いじゃないよ。」

その言葉に思わず涙が溢れ、私は泣きながら頭を下げた。

そして心の底からわが子へ「ありがとう。今まで本当にごめんなさい。」と言うと、「大丈夫。私もいつも心配かけててごめんね。」そんな潮らしい言葉を発する子どもが愛しく、また余計に申し訳なく感じ、私は繋いだ手をギュッと握った。

つづく・・・

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